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ジェクシー! スマホを変えただけなのにのsomaddesignのレビュー・感想・評価

5.0
こんな「her」は嫌だ(たけしメモ風)

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SiriやAlexaみたいな最新スマホの新機能「Jexi」が暴走

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あらすじまとめるの楽

字幕派だけど、時間の都合もあって吹替版を鑑賞。
「花澤香菜に何言わせてんだ😆」に尽きる。

「ハングオーバー!」シリーズで知られるジョン・ルーカスとスコット・ムーアの脚本チームによる監督・脚本作。
隅々まで悪ノリが行き届いてて、好き嫌いハッキリ分かれそう。

Jexiがのっけから口も態度も悪いので、コメディとしては出オチっぽい。物語の推進力がないので、無理矢理ラブコメ要素や映画小ネタを足してる印象。引きこもりで彼女も友達もいないインセル(incel:不本意な禁欲主義者)が、リアルな人間関係を築くために、AIに振り回されて結果的に人生を好転させる…や、全然問題解決できてない。自発的な一歩を踏み出すための成長が描かれない。

ホアキン・フェニックスの「her」を頭を悪くして、お下劣ギャグで煮しめたような珍作。ハイペースで小ボケが繰り出されるので、飽きることはないけど出オチを超えるボケがない。序盤の懸念が可視化されるだけで、終盤の盛り上がりに欠けるし、超多機能AIのクセに、主人公を追い詰める手口が意外にアナログ(車で追いかけるより信号を操作する方が効果的だし、自分の口座から現金バラまくより、他人の口座をハッキングして不正送金の濡れ衣で逮捕される方が地味にキツイと思う)

マイケル・ペーニャの可愛さ分を加味してこの評価

42本目
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