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MONOS 猿と呼ばれし者たちのharuのレビュー・感想・評価

MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)
4.7
50年を超える年月続いたというコロンビアの内戦。
そこで戦うゲリラ部隊には「モノス(猿)」と呼ばれる8人の少年少女部隊が存在した。

モノスたちは山岳地帯で日々訓練を重ねて兵士として成長する中でも、恋をしたり遊んだり若者らしい姿も見せた。

そんな中、彼らの任務の一つである、守るべき「牛」を誤って殺してしまうことから、歯車が狂い出していく。



長年に渡って内戦が続いた社会のリアルを感じられたり、戦争というものの残酷さも伝わってくる作品だが、個人的には主演の8人のうち7人が完全なる素人の寄せ集めであり、役者は1人しか存在しないということに驚かされた。


特にランボーという中性的な存在の兵士の、終始に渡る独特な存在感が最後まで印象的だった。
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