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第9鉱山 ~地下3000mからの脱出のtsubasaのレビュー・感想・評価

3.1
『悲惨な環境で、それでも働き続ける炭鉱夫がいかに気高く立派であるか』の主張?

アパラチア鉱山の第9炭鉱、地下3000mでメタンガスの爆発事故が発生。炭鉱夫9名が生き埋めとなり、押し寄せる地下水や残り少ない酸素に苦しめられ、やがて究極の判断を迫られる。

本作は製作費が推定35万ドルと恐ろしく低予算のよつで爆発、落盤時のCGはどことなく安っぽい。
だが、それが気にならない位の地下3000mという閉鎖的環境、問題ばかりの絶望感が強く観ていて常に息苦しさを感じさせた(閉所恐怖症の自分には耐えられない😫)。
暗い画面が続き、登場人物たちの行動もわかりづらく間延びしがちな『地下』というシチュエーションでも最低限まで切り詰めたような展開は苦にならないし、70分程の中での満足度は高い。

エンドロールに流れる実際の炭鉱夫の方々?のインタビュー映像も今作の炭鉱夫の方々の生活をより一層リアルに感じ
させた。物語全体として、若干冒頭に書いたような主張が強かった気がするようなしないような...。
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