tsubasa

来るのtsubasaのレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
3.9
「第22回日本ホラー小説大賞」を受賞した澤村伊智の原作『ぼぎわんが、来る』を映画化。
豪華キャストで贈る中島哲也監督が得意な人間のダークサイドを見せつけたホラー・エンターテイメントの真相とは…。
Jホラーならではの世界観に人間の醜悪さも煮詰めた感じが自分的に好み。

日本最強霊媒師の名に懸けて日本最強の霊媒師軍団を田原家に招集し、怪異「あれ」と対峙するシーンは最早コメディ👻
柴田理恵さんのふだんテレビで見るイメージと違い、鬼気迫る演技は必見。

前半では人間関係のドロドロとした陰湿さがじっくりと描かれ、後半では一気に壮大な霊能力バトルが繰り広げられます。人によっては、シュールなエンタメとして受け取る方もいらっしゃるでしょう。劇中に登場する「あれ」が一体何だったのか、その姿さえ最後まで明かされずに物語が終わる為、鑑賞後にあれこれと想像力を掻き立てられる作品でもある。

映画版と原作版の内容がけっこう違ったりするそうで原作では、
・最終決戦の霊媒師軍団はおらず、「ぼぎわん(知紗)」と戦うのは琴子と野崎の2人である。
・映画のラストで琴子の最後が描写されていないが、原作では勝利を表現している。
等々結構改変されてるようなので、原作も読んでみようと思うtsubasaです!
tsubasa

tsubasa