このレビューはネタバレを含みます
開始10分で、先輩が犯人かな、と思ったけど…見事にだまされた!笑
登場人物が少ないので犯人の目星はつけやすいけど、うまくミスリードしてあったと思う。テンポ良く、どんでん返しもありで、最初から最後まで楽しめる。
しかし、犯人はどうやって銃を手に入れたのか?とか、もともとある傷跡と寸分違わず銃創をいれられるなんて天才スナイパーか!とか、安易な偽名のつけかた、犯人が主人公に犯人とバレるような言動をとるところ、認知機能が低下してる入院患者ならまだしも若くて健康な犯人から臓器奪うなんてバレるリスクありすぎ、とか、いろいろ気になるところも…
それと、病院が不正な臓器移植をしていた、っていう展開はサスペンスやミステリではよくある展開なので、今更な感じが。病院の不正を暴くにしても何かもっと別の不正にしてほしかった。
いちばんよかったのは配役。たまたま事件に巻き込まれた悲劇のヒロインにしか見えない永野芽郁、胡散臭さ全開の高嶋政伸、誠実さと清潔感あふれる坂口健太郎など、俳優さんの持ち味と演技が見事でした。
永く心に残る作品、とは思えないけど、その場限りのエンタメサスペンスとしては十分に楽しめた。