FutosiSaito

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来のFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

4.0
 日本に住む中国系むけに上映された中国アニメだが、クオリティといい、ストーリー展開といい、「遜色がない」というのも失礼なほどの面白さだった。
 お隣で言えば『ソウル・ステーション/パンデミック』を観たときも同じように感じたが、今回はもっとそう思えた。
 「クール・ジャパン」を代表する日本アニメだが、それはもう世界中に文化として根付いていて、表現者はたくさんいる。
 その国の文化を前面に出して、ハリウッドにない作風で面白い作品という方向もあるが、この映画のように誰にでも楽しめる方向もある。
 海外マーケットに日本アニメだと紹介しても、一見わからないだろう。
 誰かが指摘するように、妖精はミュータントで、『XーMEN』だし、バトルシーンは『ドラゴンボール』だ。
 
 いい意味で、エンタメ界は変容していき、良くなっているのだろう。
 このアニメのおかげで『エヴァンゲリオン〜』をはじめとする、日本アニメの行く先も興味深くなってきた。
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