ダイアー教授

タイトル、拒絶のダイアー教授のレビュー・感想・評価

タイトル、拒絶(2019年製作の映画)
1.8
題:拒絶はしないが、次から指名はしません
製作:2020年、日本
監督・脚本:山田佳奈
出演:伊藤沙莉、恒松祐里、森田想

『ブレスレス』を観た時に予告編が入ってて、オモシロそうなので借りて観てみました。

始まってすぐに思うでしょう…
もしや、これは劇団なんちゃらの舞台の映画化なのでは?と。
鑑賞後に調べてみたところその通りでした。

98分コースは楽しくありませんでしたが、最後まで観ました。
チェンジはしませんでしたが、次から指名はしません。

台詞がいちいち決め台詞的というか、わざとらしいというか…
仰々しくて、不自然です。
メンヘラ女版の「賭博黙示録カイジ」って感じです。
吹き出しがある漫画でやるにはオモシロいかも知れないけど、映画でやるのはどうでしょう?映画版の『カイジ』もそこはドンズベリだったと思います。

彼女たちが口を開けば開くほど、頭と心に“台本”があるのを感じてます。
そして、とてもシラケてしまうのです。
彼女たちの目を見ようとする気が失せるのです。

敢えてそうしたのかもしれませんがが、彼女たちの“お勤め”のシーンがないのはどうなんでしょう?
R15指定つーからな、こっちはなそれなりのサービスシーンを期待して観るんだよね!

良かった点は伊藤沙莉さんです!
彼女の演技力というか、人間力というか、いい声というか、ユニークな仕草というか、可愛らしさというか、ブサイクさというか、強さというか、儚さというか…
明瞭し難い、何とも言えない魅力が彼女にはあります。

こういうのを“女優”っていうんだろうな、って思いました。

伊藤沙莉さんは次も指名します。