えーこ

返校 言葉が消えた日のえーこのレビュー・感想・評価

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)
4.0
2017年に発売された台湾の大ヒットホラーゲーム「返校」の実写映画化!!
台湾のアカデミー賞こと第56回金馬奨で12部門ノミネート、最優秀新人監督賞を含む最多5部門受賞、
白色テロを描いたダークミステリー。

"スパイの告発は国民の責務"
1962年、戒厳令下の台湾。
反政府的な言論や自由を提唱する書籍は固く禁じられ、発禁本を読むと命をおとす時代、
イン先生のもと秘密の読書会を開き、集まる学生たちの死をも恐れぬ勇敢に敬服。

ある日、放課後の教室で目を覚ましたファン、
誰もいない夜更けの校舎を赤い蝋燭を手にさまよう。
ゆらゆらと灯りが心細く、
至るところ御札のはられた廊下の物々しいこと!!
密告者は誰だ?
ところどころゲームっぽいカメラワーク、
憲兵のクリーチャーみたいのはびみょーだけど、、
アイテムの使い方がうまく、
フラッシュバックも鮮烈、
まさに悪夢のように忌まわしい?映像美が際立つ。

女子高生と教師の禁じられた恋?
昭和的キュンキュン満載(笑)
チャン先生、なんか素敵〜♡
ファンが好きになっちゃうのわかる〜♡
え、うそ、イン先生と付き合ってんの??
なんとも物哀しい青春ラブストーリーの後味。

"人間は生まれつき自由であるべきだ"
自由を求めて闘った彼らの歴史があり、
今の自由があることを忘れてはならない。
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