「中村倫也7変化、かと思いきや」
曜日ごとに入れ替わる7つの人格を持った男、その中で「火曜日」を主役に据えたミステリードラマ。監督はこの映画で長編デビューの吉野耕平。
7つの人格と言うと、「セブンシスターズ」を思い出すが、ネタバレになるので詳しく言えないがアレとは全く似て非なるものなので、そこは大丈夫。
見る前は入れ替わり立ち替わりでそれぞれの人格が織り成す作品かな、とも思ったが、「火曜日」が主人公と銘打ってるだけあり殆ど火曜日の人格で話が進む。他の曜日はチャラい月曜日がまあ出番多いくらいで、後の曜日はマジで一瞬しか映らないと思っていい。中村倫也7変化と思いきや肩透かしを食らった気分だった。演技は上手いだけにもっと他の曜日の日常も見たかったよ。
ストーリーとしては結構面白かったが、わかりにくいとこが多々あった。これ小説版のネタバレ部分を解説として見たからか、振り返るとだいぶ端折ってる場面が多いな。特に月曜日の扱いとかもっと掘り下げないと印象悪いままだろ。
余談だが、急に画面真っ暗になったりする演出をぶっ込んでくるんだが、マジでテレビが壊れたのかとビビった。ちょっと背筋凍ったではないか。
