Melko

ジェントルメンのMelkoのレビュー・感想・評価

ジェントルメン(2019年製作の映画)
3.6
「これで3ストライクだ」
「また会おう」
「もう会いたくない」

んー。あんまりハマれなかったなぁ。

非常にガイ・リッチーらしい作品というか、多めの登場人物が正面からシンプルに絡み合っていって、物事を多角的に見るとあんなことやこんなことが起こってました
みたいな物事の妙みたいなのを感じられたのだけど、サクサク進むスピード感なのに自分とはテンポ感がどうしても合わずしっくりこず、3回に分けて鑑賞。

ピンチはチャンス!
な感じで、追い詰めた人間が追い詰められ返されたり、しっかりフラッシュバック映像も見せつつ、詳細は役者に語らせ、それがノイズにはならない絶妙な塩梅でテンポよく進む様は良いし、テーマ自体もなかなか興味深いのだけど…
なんか、おお、ここから面白くなるんですね?!って煽られた期待が、個人的には盛り上がり切らずに収束した印象。
もっとなんかドンパチ派手なのを期待したら意外とお上品に畳まれてしまって、あらら…
一応マシュー・マコノヒーが主人公?だけど行動が空回り気味というか、主人公なのに蚊帳の外。物語のポイントとなる行動は起こすけど、自分で考えて決断は下していないというか、事態を人伝にしか把握できておらず、それの見せ方が全然スタイリッシュではないというか…。

つまるところこの作品は、チャーリー・ハナムVSヒュー・グラントだった。
てか、ヒュー・グラント出てきた時、誰だか分からんかった!!皆様のレビューにあるように、私も「ノッティングヒルの恋人」の爽やかお兄さんのイメージしかなかったから、こんなに年取ったんだ!ってことに驚き🙄
爽やかイケメンと対極にある、強欲ジジイに扮して物語をかき乱す。
それに対するのが、チャーリー・ハナム扮する、主人公の右腕であり、便利(もみ消し)屋。

服装とか凄い凝ってた気もするのに、見てる途中で頭がこんがらがっちゃったのが、
バチバチにやり合うヒューグラント、チャーリーハナムが双方メガネ👓。
メガネがメガネを牽制する。。
メガネがメガネを脅す。。
そこに更に加わるコリン・ファレルまでもが、メガネ👓……
何見てるんだろうコレ…な、宇宙ネコ状態になってしまって、お話やトリックが頭に入ってこない…

紅一点の主人公の嫁も、無愛想なだけのスレンダー女子で、タイプでなく…
せめて彼女が男たちを尻目に華麗にファッションチェンジしてくれたりしたら、もう少し私もお話し楽しめたかも。。?
いやでも画面の主役はあくまで男。だから女が掻き乱すのはナンセンスだよな、、

アクション系ラッパーYouTuber達の存在も、ちょっと取ってつけた感というか。
これはでも時代ゆえの配役よね。

コリン・ファレル扮するコーチのジャージ、確かに可愛い!から欲しい。
てかコリン・ファレルっていつからか本格的な顔面カメレオン俳優になったよね。
割と中盤まで誰だか分からなかった…
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