もっとカラッと出来たと思う映画
大正・富山で起きたコメによるヨメ騒動を題材にした作品。主題歌もヨメヨメ倶楽部を起用する徹底ぶり、、、ってコメとヨメを入れ替えるだけで漂うニッカツロマンポルノ感。。。
(ちなみに本作の販売？はニッカツなので間違ってはない)
史実ながら裏テーマは現代に通じる感じですな。これは狙ったのかしら？
拝金主義の上級国民と貧民との格差社会、針小棒大で火付けてまわるマスコミ、口ばっかで行動しない活動家や、結局なんもしてない青年新聞記者、ロリコンエロ親父の米成金と、それに尻尾ふる国家権力、嫌な事するなぁ〜な女の敵は女な搦め手。そんな役に立たない男ども(あれ？少年以外、登場する男は全員クズじゃね？)に対する、立ち上がる女性達とかとか。
ちょっと“思想”が見え隠れするのが個人的にはビミョイなぁ。別にそれが駄目って訳じゃないけど、もっと笑えるエンタメに振り切ってくれた方が良いし、『鴨川ホルモー』や『超高速！参勤交代』の本木監督なら、それができたと思うんよねぇ。富山出身みたいだし思うとこあったのかしら？
なんかコレじゃない感が凄いする作品。
