よくよく聞いたら日本アカデミー8冠の映画
特に下調べしないで観ちゃう人なので、地味なタイトルだしミニシアター系？って思ってただけにビックリ。演者さんも渋いトコ使ってるし、監督さんは『蜜蜂と遠雷』の監督さんやん！
序盤から在日、北朝鮮、死刑廃止、ヘイトスピーチ、“背乗り”を思わせるキーワード。ネットで見かける醜聞・陰謀論・センシティブな話題をセリフでストレートに盛り込んできていて驚く。ただ、これは強いワードで揺さぶるのが狙いっぽく本筋とは関係ないんだけど、まったく関係ない訳でもない、上手く匂わせながら攻めた構成。
この“背乗り”にリンクする様にストーリーも、亡くなった男は実は別人だったって話が進みます。この男はナニモノ？を解明していくと、、、ってなストーリー。面白い。
たーだ、面白いけどラストがね。。。メインのストーリーありつつ裏は裏で匂わせつつ、ラストも何やらモヤる締め。客に考察投げっぱなしジャーマンってのは個人的に好みではないから、ラストはう〜んだなぁ。匂わせたままのスカしっ屁じゃなくて綺麗なヒューマンオチじゃあかんのかね？8冠は盛り過ぎじゃね？これエントリー見るに他の対抗が弱かっただけ、、いや何でもないです。
ツマラン事はないけど、言うほどでも無かったかな〜な感想。
投げっぱなされたのでラスト勝手に考察しちゃおっと。タイトル『ある男』＝ThisMan＝アメリカ都市伝説で、同じ人相の男の夢を世界中で見たって報告があった話。つまり、モルダーあなた疲れてるのよって解釈でいいや。この映画は全部、夢。はよ小籔ツッコんで起こしてあげて。
