垂直に並べられた階層、真ん中に空いた穴、
上の者、下の者、落下する者…
いつも引き込まれるレビューを提供してくれるフィル友さんの"むさぼり食いのテーマ"に食いついて観たら、
鑑賞タイミングが現状と合致し過ぎてヤバかった! ちょうど今、意味を持つ歯車のひとつになった気でいるから、興味深くて恐ろしい。
原始的な食べるという行為、それを形作るユーモラスなサウンド、下へ行けば行くほど浮上することさえ困難な深海のイメージ、ただひとつ持ち込めるアイテムの秀逸さ。
退廃的でシンプルに説いてくる… こういう作品、めっっちゃ好き!
ここからはちょこっとネタバレになるかも。
見ても良いな、と思う方だけ進んで下さいね。
⋘ネタバレ注意⋙
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目標ができた時なら良いが、疑問や不服を唱えては意識するシステムや羨むハイクラス。だからこそ高みの見物は出来なくて、犠牲を出してまで上に立つつもりはなく気を引き締めているつもり。たまに馬鹿を見てる気がしてヘコむけど、いつかは何とか出来るんじゃないかと、持ち物と知識は上手に使い、体が朽ちても後世に託せる魂は持っていたい。