このレビューはネタバレを含みます
コロナ禍で上京した人間は映画館しか行くところがない。
Amazonでは「いつでもこの頃に戻れる券」が流行っているが、自分の知らないところで少しずつあの頃と変わりゆく人を好きでいられるか。ぴちぴちした男女がすれ違う様が丁寧に描かれていて切ない。学生時代に付き合ってたカップルが別々に社会に出るのって大変だよね、やっぱり資本主義が全て悪いのでは？
中身を深堀って話すよりもまずは固有名詞を次から次へと挙げてお互いの形を確かめあう感じ、I am what I read / watch / listen to なサブカルチャー界隈の人たちあるあるが、自分も一時そこにいた証明なのか、とっても恥ずかしい気持ちになる。
ちなみにわたしも別れ話をしているときに結婚しようと言われたことが2回ある。正気か？以外の感想はありませんでしたが…これもあるあるだったなんて……
