ももさく

花束みたいな恋をしたのももさくのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.3
カフェで音楽を聴くカップルについて語る2組のカップル…。1つの物を2つに分ける?分けない方がいいについて教えようと立ち上がったのが…。


出演者→山音麦(菅田将暉)八谷絹(有村架純)羽田凜(清原果)水埜亘(細田佳央太)川岸菜那(韓英恵)青木海人(中崎敏)恩田友行(小久保寿人)原田奏子(瀧内公美)羽村祐弥(森優作)中川彩乃(古川琴音)沖田大夢(篠原悠伸)卯内日菜子(八木アリサ)本條朱音(萩原みのり)嶋村知輝(福山翔大)。

他出演者→宇野祥平、佐藤玲、金子清文、池田良、水澤紳吾、オダギリジョー、押井守、Awesome City Club、佐藤寛太(劇団EXILE)、岡部たかし、戸田恵子、岩松了、小林薫。

何かの映画を見に行った時、予告を見たけど普通の恋愛ものって感じがして特に惹かれなかった。でも、あまりにも評価が高いから配信されたし見てみる事にしました。

     「ほぼ家の本棚です」

映画や本、好きな物が同じ、気が合うってこんな感じなんだろうなぁ。私も友人でいいから、そんな人欲しいなぁ。

私は大学行ってないけど自分がフリーターしてる時、周りは大学生多くて、やっぱバイトして、その後、夜な夜なファミレス行ったりカラオケ行ったり自分も周りも男女のいざこざ沢山あった時代でした。だから見てて何か色々思い出すなぁって感じもあったな。

一つのイヤホン、ストリートビュー、映画の半券、トイレットペーパー、ジャンケン、ミイラ展、ガスタンク、押しボタン式信号、ブロガーメイさん、黒猫、ドライヤー、白い靴、パン屋も印象的。

実際存在する押井守とかが本当に出てきたり会話のの中に「ショーシャンクの空に」出てきたり本棚に「きょうの猫村さん」あったり、分かる人には分かる細かい部分が楽しい。

男女で思ってる事が違ったりってのは当然といえば当然なのかな。

「こう言うコミュニケーションは頻繁にしたい方です」

私からしたら何がいけないのか、さっぱり分からない。この2人は、ちゃんと生きてるって感じがしたけどな。結果仕事もしてたし暮らせてたし、マンネリなんてあって普通だし、大きな喧嘩も、そこまでないし。そもそも会話する時は、してるし。別れる理由は決してお金や浮気だけじゃないって事か。

恋ってこんな感じだよなぁって!。そこは幸せ伝わって来たし、ラスト辺りのファミレスのシーンが苦しくもあるけど、とても好き。

感情的に暴言吐いたり暴力を振るったりって人も多分世にはいると思うと、冷静に話して、平和な感じの別れ。私も別れる時はこんな感じがいいな。ドラマ「リコカツ」見た時も思ったんですよ、離婚するのに相手の事も考えれるっていいなって。

何で、この映画の評価が高いのかは、自分に重ねる人が多いからなのかな?。リアルに今!の人もいれば、私のように若い時そんな事もあったなぁって思う人もいたりして楽しむタイプの映画なのかもしれない。

逆に、そういった経験がない人が見たらどう感じるのかが想像つかない。意味わからん!って感じなのかな。

でも、やっぱ、考えさせられますよ、変わりたくても不満を持って暮らしてる人も沢山いると思うから、この映画見ると、それがいけない事に思えてズーンって凹んじゃうような気もしました。

      「バロン!見て!」