フィルマでも高評価の作品だけど、点数低め、天邪鬼ぬーたんだからね😅先ずは褒めましょう。主演、草彅剛が何といっても素晴らしい👏役作りにどれだけ時間をかけたんだろう?特に歩き方は感心した。最初はこの役につよぽんは難しいね(容姿的に女性に見えないし)と思いむしろ周囲の方が女性に見えて、浮いて見えた。それがどうだろう?中盤辺りではすっかり違和感なくなり、男性の恰好をした時の方が何だか変な感じがしたくらいだ。それだけ、話し方、表情、立ち振る舞いなど女性らしさが出ていたということ。
そして一果役の服部樹咲。地味だしそれほど演技は上手くないと思ったが、バレエシーンでは生き生きし出す。多分本物のバレリーナで演技は未経験なんだろうと思ったらやはり。それが逆に素の感じで自然だった。表情もあまり変わらないし、セリフの強弱もどことなく素人っぽいが、それが良かった。つよの演技を引きたてつつ、ピュアな心に傷を負った少女の姿が際立つ。その成長ぶりも輝いていた。
かなり面白く、2人の関係の変化も良かったが、公園で2人で踊るシーンが私には感動的でこの映画の頂点で、そこからは下るばかり。
佐藤江梨子、水川あさみが演じた其々の母としての極端な設定。
凪沙のこれまでとその経緯が分からなく、人物そのものに入りきれない。
2人の人間の死について唐突で可能性低く、納得いかなかった。特に最後。あんなことがあるとしても、トランジェンダーの現実をそう描くのはどうにもやり切れぬ。
それが都合よいラストへの持って行き方なら、やはりこの映画を好きにはなれず。
それでも海のシーンで終わったら余韻が残ったかもしれない。
その先は完全に『リトル・ダンサー』の真似。一果よりも凪沙の方に感情移入しているから、それはないよ、と思ってがっかりするばかり。
虐待・自傷・トランスジェンダー・性転換・同性愛など、丁寧に描くには詰め込み過ぎたのではないか?
※おやつは、小樽石蔵バウム、ホイップクリーム添え。バウムは息子がお客さんに貰って来たもの。堅めのバウムに生クリームの柔らかさがマッチ。
※夕飯は、味噌ラーメン。もやしとひき肉炒め、メンマ、半熟卵、のり、ネギを乗っけて。味噌に合うからバターを入れて。小さな焼きおにぎり(明太子)白菜漬け、もろきゅう。