中国映画に対しての表現としては適切ではないかもしれないが「昭和な感じ」のレトロ感が特徴。何とも味わい深い。根性、人情、友情、自己犠牲などが強調され、懐かしくもあり素直に心に沁み渡る。
エベレスト登頂に関する映画はヨーロッパの映画、日本の映画をみたことがあるが、今回３回目。三作品の中では一番良かった。私も富士山や阿蘇山や六甲山などは登ったことがあっても、本格的な登山はしたことがなく、リアリティについて評価できる知識を持ち合わせていないが、おそらくその辺りをある程度犠牲にして、エンターテイメント性を重視した映像になっているように感じた。
ジャッキーチェンが出演しているから、ということもないだろうが、昔みた「プロジェクトA」などの香港アクション活劇を彷彿とさせる、ベタさが楽しい、いい意味でB級感あふれる映画だった。
