狭須があこ

ファーストラヴの狭須があこのレビュー・感想・評価

ファーストラヴ(2021年製作の映画)
4.2
男と女の断絶だわ。

こんな違う生き物なのに、同じ社会でよくバンバンつがいになれてるね。
性欲の強い男を選ぶ女性は自己責任でね~、というのと、性欲強すぎて踏み外した男はしばこうね~、というくらいしか私にはわからなかった

私は、お互いの心をちゃんと理解できた男女は結婚にいたるワケがないと思っている。うまくいってる夫婦にあるのは、愛とか、協調性だと思ってる

まぁわかりあう努力は、しないよりしたほうがいいだろうけども。
牽制しながらやっていっても、どこかで誰かがこうやって事故るのは永遠にあると思う
結婚に向いてる我聞みたいな男も世の中にいるだろうが、この先も傷つく側は常に女でしかないんだろう
とりあえず、裁判官には男女をちゃんと同数入れてほしいと思いました。

私は北川景子のオタクなんだけども、いや演技まじで上手くなったなぁ…人生の経験値の増加に伴って、表現が増えたんだろうか。
「泣くのが下手くそな人の本気の慟哭」と「声も出ないほど怒り狂って歪んだ顔」が真に迫って、メソッド演技のようだった
つられてめっちゃ泣いちゃった。
中村倫也のことは嫌いになりました。

「美化されてるけど、多分これってトラウマなんだよな」って思い出は私にもちょっとあるけど、映画になってるってことは、こんなに心に踏み込んで向き合ってくれる人は普通居ないワケじゃん

旦那との大事な約束をすっぽかし、自分の安全をかえりみず、何の義理もない他人を助けるために走り出す北川景子。
犯罪者のプロファイリングではなく、ヒーローの姿を見るための映画なんだな、と思いました。
狭須があこ

狭須があこ