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力道山のパピコのレビュー・感想・評価

力道山(2004年製作の映画)
3.4
昭和日本のプロレスを作った男力道山の伝記的な作品。
華々しい功績とその裏にある孤独。

プロレスの世界には表と裏がある。
素の人間性を隠し、みんなが求めるプロレスラーを演じる。
この時代求められていたのは戦勝国の憎き外国人レスラーを倒す「日本人」の強いレスラー。

朝鮮にルーツがある力道山。
短気で粗暴な性格で味方は少なく敵は多い。
ルーツのギャップと信頼のなさからくる周囲とのすれ違いに悩む大男の悲しいストーリー。

プロレスの魅力ってこういう人間ドラマなんだよなぁ(表と裏の人間ドラマ)
力道山の人生を2時間半にまとめるのは物足りない気がするが、映画としては長くしんどい場面もあった(集中力の問題笑)
NHKの2夜連続2時間ドラマみたいな感じで観たい笑

実際に韓国人俳優がプロレスをしているのもすごいし、何より橋本真也がリングで闘っている姿を見れたことが嬉しかった。
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