sing'in the rain大好きな私、
これ見よがしなパロディの数に笑いつつも露骨すぎて大丈夫かこれ、と思ったらラストですっきりした!ただのリスペクトやお遊びじゃなかったのか〜
登場人物のなかで唯一マニーだけが自分の終わりに納得いってなさげで虚しく感じてたけど、ラストの瞬間に報われたのね。
映画史を彩った映画たちの鮮やかで目まぐるしいカットには鳥肌立った。
ララランドに続く成功後のストーリーであり、次世代に乗り切れなかったsing'in the rainのIFストーリー。
作中の苦い現実を元に誰かが作ったのがsing'in the rainだとすると、まさにララランドのラストと同じで。
甘美に装飾され直した、こうあれたら良かったなぁというwhat ifな過去への追想。
あっちのラストも解釈を微妙と言った当時の恋人と喧嘩したくらいには好きだったのでまた見れて嬉しい。笑
いつもはニコニコしてみてるsing'in the rainのカットで泣いてしまった😂
その他、チームでクリエイト系の話にワクワクするタチなので、
サイレントやトーキーの作成中の乱痴気騒ぎからの、奇跡的に噛み合って作品が作り上げられる瞬間にも興奮した。
成果物をまるで現実に上映してるかのようなサイレント映画風のシーンも嬉しかった。
サイレントでの字幕は、今よりも作品のクオリティに大きく関わる存在だったのね。字幕士はコピーライターに近いのかな。今ない職業なのが残念なくらい楽しそう!
音楽も良い!
節々でのセリフや悔しそうに吹くシドニーの演奏シーンのロングカットに監督の相変わらずの音楽へのこだわりを感じた。