マルケス

バビロンのマルケスのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
3.0
1920年代後半、サイレントからトーキーに変わるハリウッドで、映画と音楽に生きた人達の悲喜交々。もうひとつの『ラ・ラ・ランド』だけど、もっと苦い。
劇中のセリフ「映画は長く続き意味があること」「セットは世界で最も魔法に満ちた場所」まんまチャゼル監督の思いなんだろうね。

面白く観てたんだけど、長過ぎて後半ダレた…。ガラガラ蛇、ギャングの館、ラストの映画コラージュと盛り込み過ぎだし、ジャックの死は「あなたは終わった」ってエリノアに言われた後がベストなのに引っぱり過ぎ。
つまり全部が“過ぎ”た。2時間くらいにまとめればマニーの涙に共感できたのに、醒めちゃった。

ベストアクトはブラッド・ピットで。だってね、アンジー激似な女優さんとのラブシーンを「知ってる女?」のセリフ付きでOK出せるんだよ。シャレを解する懐の広さよ。
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