この作品に好感を覚えた方は、以下の感想はご覧にならないことをお勧め致します
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ジャパニーズ・コメディ映画の典型のような駄作
冒頭シーンでピスタチオが出てきて、物語と何の脈絡もない持ちネタを披露した時点で嫌な予感はした
この作品は家族が「観たい」と言うので一緒に観に行った事情があったが、それが無ければ途中退席していたと思う
「陳腐な展開」と「下らないギャグ」の鮨詰め、「意味のない芸人の多用」によって共感性羞恥と辟易のシャワーを浴びることになった
「あー、帰りたい」と思った回数は、それこそ片手では収まりきらなかった
物語の最後も、「いい事言った風」の場面に、出演者の泣き顔を並べて、短調でキレイな旋律の音楽を流せば完成だ
いわゆる広義での『感動ポルノ(ステラ・ヤングの言った原義とは異なる)』で、僕の心は冷え切ってカチカチに凍てついていた
映画サイズにする必要のまったくない作品で、『映画』としての価値はほとんど無いのではないか
この作品には、「35mmフィルムでテレビドラマを撮影して、そのついでに有名芸人を多数カメオ出演させました」程度の意味づけしか与えられないだろう
ただ、ストーリー・設定・構成が破綻していなかったのは唯一の救いか
ある程度の数の映画を観たひとであれば、全く見る必要はないし、時間の無駄だと思う