倉科博文

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅の倉科博文のレビュー・感想・評価

3.4
キュートな映画

CGによる魔法の描写方法や魔法生物のデザインも含めて映像は見事
特に魔法生物の絶妙に可愛く、微妙に気持ち悪い塩梅は流石だなぁ
設定の作り込みもしっかりしており、これはやはり長大なハリー・ポッターシリーズのスピンオフ作品ゆえだろう
「オブスキュラス」と言われて、大して説明もないのに説得力を持たせてしまえるのも、この特性を十分に活かしているように思える

ちょっとしたミスリードやジョニー・デップの贅沢の使い方など、観客を楽しませる工夫や要素の盛り込み方はプロフェッショナル

一方で、深淵なテーマやシビアなモチーフが描かれている訳ではなく、いつの時代、誰の視点でも楽しめる映画かな、とは思う

楽しい映画です