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星の子のSSDDのレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
3.0
◼︎概要
とある夫婦に産まれた次女は未熟児で、体が弱く全身発疹に悩まされていた。
ある日、隕石が浸かった水に効力があると言われ毎日赤子をその水で拭くと発疹が引いたことから夫婦は新興宗教にはまっていく…。多感な時期になった次女は周囲と自分の世界が異なることに戸惑う。

◼︎感想(ネタバレなし)
"推しの子"ではなく"星の子"。

産まれた時にすでに親が信仰していて、自然とそのまま信仰する俗に言う二世と言われる子供の話。

私自身クリスチャン二世で幼少の頃に同じ思いをしたことを思い出したりとしたが、私の場合は違いに気づき、"信仰しているのは宗教ではなく、信仰している母に認められたい"という一心だったことに気づき辞めた。
今思えば産まれたときからやってたことでも"違うな"と感じ取って否定して辞めたので、母を裏切るような罪悪感がずっと残ってはいたかな。

本作では信仰を懐疑的になるものの、どう捉えるべきかわからなくなってくる少女も"両親を悲しませたくない"という気持ちだったりに苛まれていたと思う。
あまりにも現実的すぎるシュールさの上に尺は無駄に長く、抑揚のない作品だった。

ちなみに私はパーフェクトワールドの人質の子供と同じ、非常に戒律が厳しい組織に属してました。
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