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プロミシング・ヤング・ウーマンのAPのレビュー・感想・評価

4.0
高評価かつ「男の人こそ観てほしいのに…」とチラホラ見かけたので鑑賞。

「びっくりするくらい観やすくて全く退屈しなくて良い映画で面白かった!」という感想を言うべきか、「このように傷ついている人が少なからずいる事実がキツい…」と言うべきか。

とにかく観る価値のある映画でした。終わった後に「これ男の人が観ても面白いんかな」と言っている人がいましたが僕は楽しめました(健全アピール)。

気持ち悪くて嫌な男がわんさか出てくるから反面教師にします。そのうちの1人にマザーファッカーくん(ミンツくん)出てて笑ってしまった。事実を知ってビビる男性陣なかなか気持ちが良かったです。

みんな口を揃えて「あの頃は若かったから!」って言うからそれにも腹立つ。そりゃまぁ何でもかんでも過去が完璧である必要はないけれどもその状況で何を開き直ってんだい🤷‍♂️

終盤の転機に関して、あの情報を見ずに無視する選択肢なんてさすがにないよな。見たらどうなるか分かっていても、自分が同じ状況になったら我慢できんと思うわ。

男はみんなクズだったけどキャシーのお父さんだけは聖人だったな…。プレゼントを準備していた時の表情から良い人なの察したし、キャシーが不安定なのもしっかり理解していて父親の鑑だった。"CMBYN"に並ぶ神父親。

キャリー・マリガンのとち狂った演技もいいなと思いながら観ていましたが、あのネイルめちゃくちゃ可愛らしかったな🌈 真似したいって人多そう。

そんな色々しんどい映画ではあるけど、世界一楽しそうな薬局デートを観られて良かったです。パリス・ヒルトン歌えるようになっとくべきかぁ。

そしてこんな内容でも復讐劇として観やすい作品にした監督の手腕は素晴らしいと思いました。すごい脚本です。
この映画のラストシーン以降がどのような世界になっているか気になりますが是非望まれる世界であればと思います。
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