ドラムボ

プロミシング・ヤング・ウーマンのドラムボのレビュー・感想・評価

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男にとって都合の良い甘美も肉欲もないし爽快な高揚もない、あるのはたぎった煩悩に氷水を浴びせて見透かされた冷ややかな目線だけ。極めて映画的なケレン味もなく何か今までなかった価値観にぶち当たってあたふたさせられるような昨日。『罪なき傍観者』だった男も『愛する人だと見方が変わる人』母親も同罪ということなど、女パンクの逆襲を読んだ人には示唆するものが多い、気づきの作品。山口敬之が堂々としてられるこの日本の全ての罪なき傍観者にお薦めします。
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