クーベルタンはな

一度も撃ってませんのクーベルタンはなのレビュー・感想・評価

一度も撃ってません(2020年製作の映画)
3.4
74歳の伝説のヒットマン市川進。

都内のバーでオシャレに酒を嗜む彼の正体は、タバコ、トレンチコートにブラックハットを決め込み大都会のバーで夜な夜な情報交換をする、冴えない小説家と伝説の殺し屋という2つの顔をもつ主人公を演じる。

ハードボイルドを気取る小説家の市川進。物語にリアリティーを望み殺しの依頼を受けては本物のヒットマンに仕事を依頼するその様子を取材するだけの売れない小説家だった。

まったく原稿が採用されない時代遅れの作家である市川には伝説の殺し屋・サイレントキラーというもう1つの顔があった。

しかし、彼は一度も人を撃ったことがなく、旧友である石田から依頼を受け、標的の行動をリサーチするだけだった。

しかし、石田が中国系のヒットマンから命を狙われたことから、市川にも身の危険が迫る。
妻には浮気を疑われ、敵のヒットマンには命を狙われ、ただのネタ集めのつもりだったのが、人生最大の危機がやってくる。"一度も撃ったことがない"伝説のヒットマンの長い夜が、始まる。

2023315