磨

耳をすませばの磨のレビュー・感想・評価

耳をすませば(2022年製作の映画)
3.3
柊あおいの同名人気漫画(というよりジブリ版が有名)を実写映画化。…と、その中学生男女の10年後を描いた物語。

ジブリ版は劇場で観てるので(数少ない20代までの劇場鑑賞のひとつ)個人的には約25年ぶり。
…その割に内容を憶えてなかったのだけれども、月島雫という名前や、その雰囲気を味わい徐々に思い出してきた感じ(笑)

そんな中、あの人楽器職人になるとか言ってなかったっけ?なぜ演奏側に???…とかの改変(?)を気にしながら、それより気になったのは「退屈な映画だなぁ」という事。

ありきたりなストーリーに毒が(あるようで)まるでない登場人物たち。常温のサイダーを飲んでるような感覚は期待してたモノと違ってなんかモヤモヤ…。
決して悪い映画ではないと思うんだけど、清野菜々・松坂桃李という実力派の無駄遣い感は否めないし、学生時代の俳優の一部がちょっとアレ過ぎて、大人パートの熟れ感が逆に違和感に感じるくらい(笑)

まぁ、こういった青春モノの続編は(やって欲しいとは思いつつも)やはり安易に手を出しちゃダメなんじゃないかと思う。ファンも複雑なんじゃないかなぁ…。
磨