磨

さんかく窓の外側は夜の磨のレビュー・感想・評価

さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)
3.1
ヤマシタトモコの人気コミックの実写化作品。霊が見える書店員と除霊師、2人の男性が主人公の心霊探偵バディモノ。予告から受けたイメージはサイコホラーの皮を被ったソフトBL、といったらところかな(笑)

苦手なBL要素に目を瞑ってみると、物語そのものはかなり興味が湧いてきそうな作品。2人以外の登場人物も、呪いを操る女子高生や、“そういった類のモノ”を一切信じない刑事など魅力たっぷり。その2人に平手友梨奈と滝藤賢一を配するキャスティングも見事だと思う。

ただ、なぜか中盤からオカルト色が強くなっていく内容。それと同時に薄れていくワクワク感…。
終わり方もやや消化不良に感じたし、ホラー的にもスプラッター的にも中途半端に感じました。結局、観賞後に脳裏に焼き付くのは密着して志尊淳のおっぱいを弄る岡田将生の姿だけかも(笑)
今後、シリーズ化されるような展開だが果たして…。


それにしても2020.10.30公開予定を2021.1.22に延期した本作。色々な事情はあるにせよ、かなり延期がマズった印象。鬼滅で映画館が盛り上がってた時期ならばもう少し話題になった…かもしれない?
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