空海花

唐人街探偵 東京 MISSIONの空海花のレビュー・感想・評価

唐人街探偵 東京 MISSION(2020年製作の映画)
2.8
ちょっと観たの驚かれそうな気がしますが(笑)

地元中国ではオープニング興収でアベンジャーズを抜く人気シリーズとのこと(ジャケ参照笑)
緊急上映とあるが全然知らなかった😓
予告編も観てないと思う。

冒頭はいきなり空港でのドタバタ乱闘。
BGMは3代目J Soul Brothers。
真っ赤な制服の客室乗務員もずっこけて
劇場で周りが吹き出し始め
私は、孤立した(笑)

主役はチャイナタウンの探偵コンビ
タン・レン(ワン・バオチャン)とチン・フォン(リウ・ハオラン)
叔父と甥という関係らしい(似てない)
中国の血筋を大事にする文化を出しつつ
甥に「遠い親戚だから」と一蹴されるネタはリピートされる(笑)
頭脳担当は甥っ子で、叔父さんはケンカ、風水、お笑い担当かな。

その2人が日本の探偵(設定は日中のハーフか)妻夫木聡に協力を依頼される。
東京でのミッションは、密室殺人事件の容疑者にされてしまったヤクザの組長(三浦友和)の無罪を証明するというもの。

世界探偵ランキングのアプリ「CRIMASTER」なるものがあり、
主役コンビと妻夫木は2位の座を争っているらしい。
ここでは妻夫木は準主役という感じ。
さらにタイのトニー・ジャーも加わって
日・中・タイの混合チーム。
トニー・ジャー見たことある…と思ったら『マッハ!』の人か。

日本のロケが大半を占めていることに驚くが、バンコクにも行く。
渋谷のスクランブル交差点は日本の『サイレント・トーキョー』『今際の国のアリス』との3作品合同で栃木県足利市に制作されたもの。何でも本作がきっかけだったようだ。
本作は内閣府が実施する「外国映像作品ロケ誘致プロジェクト」の支援対象作品でもある。

秋葉原での妻夫木のコスプレは正直笑った(懐かしい)
パレードは春節のようにも見えたが
コスプレ・パレードは見たことがないので正解がわからない。

ヤクザも妻夫木もめちゃくちゃお金持っているのだが、
日本ではヤクザが衰退している映画をやったばかり。
そこはともかく、え…、というシーンはやはり幾つか。
でも他意があるというより、何かもう認識がそうなのかなと思った。
謎解き自体は見応えはないです(笑)
スクランブル交差点の展開もないと思うな~

舞台が日本だけあって、
日本人キャストはサラッと出演でもない。セクシーな人にセクシーなキャラを
ヤクザには六平さんをとか配役が妙に自然。
メイン寄りの役柄を紹介するとネタバレになりそうなので、キャスト欄を見てもらえれば。

自国のシリーズを海外でロケできる資金力がうらやましくなるが
中国で撮影すると、検閲が厳しく、設定の自由度が下がってしまうらしい。(公安とか…)
そんな事情に利かせた気転でもあるのだな。

作り手のメッセージは一応伝わった。
ただ、ツッコミどころの多さより
内容がハチャメチャすぎるのが気になった。
ギャグさえハマればお正月映画みたいに楽しめるのでは。

次作に絡みそうな敵方のボスに心が動かされる(笑)


2021レビュー#130
2021鑑賞No.278/劇場鑑賞#35


この日の私のメインイベントは『アメイジンググレイス』音感上映♪
ミッションは早めに行ってお気に入りの席を確保すること(当日のみ・ネット販売なし)
そしたら時間合うのこれしかなくて(笑)
空海花

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