磨

テスラ エジソンが恐れた天才の磨のレビュー・感想・評価

3.1
最近テスラの車を街中で見かけるようになったと思う(実際シリコンバレーはテスラだらけだそう)
ガソリンエンジンこそ自動車だと思ってる退嬰的な人間なので、電気自動車は抵抗があるものの一度は乗ってみたいものですな(笑)

その自動車会社のテスラの名前の基となっている天才ニコラ・テスラの半生に迫るヒューマンドラマ。
アメリカでは誰もが知ってる直流vs交流の《電力戦争》、この騒動を描いた「エジソンズ・ゲーム」の鑑賞は本作がかなりわかりやすくなるのでオススメ(但し作品そのものはオススメはできない)

イーサン・ホークの怪演は見もので、さすがと言えるものだけど、後半は”勝負に勝って人生に負けた”みたいなニコラ・テスラの悲哀な人生をひたすら描くので飽きる…(笑)
当然、リアルに描いたゆえなのだろうけど、だとしたらラスト前のアレは謎。ああいうのが良いのは「彼女は夢で踊る」のような作品だけだと思うのです。


生涯を通して資金繰りに苦悩したニコラ・テスラ。しかし、その名を冠した自動車会社テスラのCEOイーロン・マスクの保有資産額が一時世界1位になったという皮肉。
まぁ、こうやって名前が残るだけでも良かったのかもしれないけど。
磨