ヒーリン

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-のヒーリンのレビュー・感想・評価

2.8
深川栄洋監督作品。
ある夜、警察に子供から「悪いお医者さんが来てお父さんを殺した」と通報が入る。子供のいたずらかと思われたが、刑事の犬養隼人と高千穂明日香は念の為その家に向かうと、通報した子供の父親の葬儀が行われていた。子供に話を聞くと、主治医とは別の一組の医者と看護師が家を訪れ、その後、父が亡くなったという。それを聞いて犬養は急遽、遺体の解剖を依頼する。すると、安楽死をさせられた可能性が浮上し、調べるうちに、安楽死を行う連続殺人犯「ドクター・デス」の存在が現れる・・・という物語です。
正直言うと、期待したほど面白くはなかったです。刑事ものですが謎解き要素はほぼ皆無。バディものにしては刑事二人のバディ感も薄い。そもそも殺人方法が注射器なのでとても地味。安楽死について考えさせられる部分もありますが、ホントに全体が地味だし、唯一犯人役(一応伏せておきます)の演技が狂気じみてたのが良かったくらいで、あとはもうほとんど記憶に残ってません。中山七里作品が好きなだけに(まだこれは原作読んでないけど)残念でした。
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