次郎

監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影の次郎のレビュー・感想・評価

3.5
本作には出てくる言葉というわけではないけど、「あなたが無料でサービスを利用している時、それはあなたは客なのではなくあなた自身が商品なのだ」という事実はやはり肝に銘じておくべきだなと。アルゴリズムによって生成される欲望と関係性は、全て資本主義の目的から生まれた副産物に過ぎないという事実は分かりきっている話だけど、こうしてテック企業の内側からも重要な問題として扱われているということを知れたのは収穫だった。正直ドラマパートの微妙さもありドキュメンタリーとしての魅せ方は微妙だったけど、やはり現代を生きる上で必要な視点であることは間違いない。みんな、倫理的に生きようね。
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