みかぽん

コレクティブ 国家の嘘のみかぽんのレビュー・感想・評価

コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)
4.0
熱傷治療って、先ずは感染症対策が第一優先なんですよね。
思い浮かんだのは、京アニ放火事件。こちらも入院途中に亡くなった方々が思いの外、多かった。

医療先進国であるはずの日本でもそんな状況で、とにかく中程度以上の熱傷治療は想像以上に完治に時間を要し、状況によっては積極的に皮膚移植を進めなければ助からないのかも知れない。
なのに(治療の)入口にもかからない消毒の段階で、通常濃度の1/10の消毒液が卸され、病院はそれを承知で創部に使っていただなんて😱
そんなの全くもって論外だし、きっとその先の治療方針なんて全く出来てないであろう…のオープニング😨⏬⏬。
しかも熱傷治療の専門病院は一つしかなく、そこで入院患者の患部がウジまみれって一体全体…。
ぅぁあもう絶対に治療されたくない!
ルーマニアで病気と怪我は絶対にしない!と心に誓う瞬間だったわっ 😱😱😱⤵︎⤵︎。

汚職、ワイロ、怠惰、諦めの先の無関心。仕事への誇りどころか、道徳心までも欠如しているとしか思えない。
と言っても、人間なんて大差はないんで、その国の体制が人の心を侵食するんだろうなぁ。てことで、まさに共産主義の成れの果てをみるような寒々しさでした。
てか共産思想の源流って本来は素晴らしく、それはある意味で人類の理想型とも言えるんだけど、悲しいかな、人間は清廉潔白には出来ていないから。
きっと自分を含む大抵の人は、他者より抜きん出て自己の利益を求めたい生き物で、大きな声では決して言えないけれど、可能な限り楽をして、取れるだけ多くの財を手に出来ればどんなに幸せかと日々考えている。
勿論、講じる手段は人間の資質が問われるんだろうけど、とにかく現時点で考える限り、人類は資本主義ベースの民主主義が一番フィットしていると言わざるを得ない。

と言ってもねぇ、、。
今回の様々の実態は、決して他山の火事とは言い難く🙁。
だって越後屋、お主も悪よのぅ… と袖の下饅頭を受け取りまくりのお代官を、このたびの総理は自らのブレーン(大臣)に登用したんだよね☹️。
また病院絡みで比較をすれば、コロナ病棟として国に申請したくせに、内実は軽症、あるいは無症状レベルの患者しか受け入れず、救急隊からの入院要請には満床理由でお断り。なのにまんまと国から一床あたり(入院患者一名あたりの意)450万〜1500万(❗️)の補助金を掠め取る悪徳病院も現実にいくつもあったりで😬💢(←眞子さまの結婚に「血税が…と異を唱えるより、個人的には断然こっち方向に文句を言いたい😩)

で、ルーマニアでこのスキャンダルを追い続け、告発したのはスポーツ誌の名物編集長。で日本でもその役割を担うのは大手新聞とかでなく、泥臭勝負の文春砲だったりしますもんね😮‍💨。
加えて選挙に行かない人たち多数ってのも、これ又我々の国とおんなじで…😥😥。
てか、ルーマニアの若者たちは何で投票に行かないのかな。みんな国で働くのを諦め、国外に出稼ぎ中だから??ほんじゃ日本の若者は??え?!総理を推す理由が性格が良さそうって、、そこなのおぉぉ〜⁇ 😵‍💫😵‍💫⁇

で、この映画の結末が、ここ5年の間に観た映画の中で一番の衝撃でしたよ💧
選挙結果で、あんな汚職まみれの詐欺みたいな政府を結果的に支持した人間、大多数、、の現実が…ナニコレ思考停止⁇
申し上げるまでもなく、現状維持はこの先の国の未来を私服を肥やしてる間接殺人者の彼らに託すって事なんですよ⁈
私には、消毒液の薄さと政治体制への危機感の薄さが同列に思えてならない、ちょーー衝撃の結末でした🥶🥶🥶。
みかぽん

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