くう

MISS ミス・フランスになりたい!のくうのレビュー・感想・評価

3.0
オンライン試写。

フランスのジェンダーレスモデル、アレクサンドル・ヴェテールを主演に、性別に悩む男性がミス・フランスを目指すという「負け犬」人生からの脱却応援歌。

ミスコンというヴィジュアル正義イベントを通して本物の「美」を追求する。気持ちが弾む作品。

近年ジェンダーレスに焦点を当てた作品は多いが、イジメなど悲壮感のある描かれ方ではないのが清々しい。

「全然わからなかった!」という言葉通り、本当に何の違和感もなくとにかく美しいヴェテールに驚く。

真の「美しさ」について考えさせられる一本。

他のユーザーの感想・評価

Nono

Nonoの感想・評価

-
強く美しく夢を追う姿はきっと「なりたい自分」と「現実」との間で葛藤している多くの人に勇気を与える。
Ayu

Ayuの感想・評価

3.0
cocoさんのオンライン試写会にて鑑賞。配信期限ギリギリでの鑑賞だったので期限を逆算して配信終了10分前ちょいに観終わる、危うくエンディングにたどり着けないところだった。

ミスコンに挑戦する男性という主題を通して女性らしさ/男性らしさ/自分らしさは誰がどのように決めるのか、と根本的なところから問いかける107分。私たちはいつだって自分のなりたい『何者』にいつからでもなれる、そう思わせてくれる今だからこそ描ける新しいドラマ。比較的上映時間が短いのでテンポが速く、多彩なアパートの住人たちとのドラマ部分の作りが甘い個所はあるのだけれど、ミスたちの友情(と言うか人間としての器の大きさ、たぶんアレックスが男性だと気が付いていた子は1人ではなかったのだろう)など多様性や個性を受け入れる描き方はとても良かった。

クライマックスのシーンでは賛否両論をしっかり描いていて個人的には好感が持てた作品。ミスコンの衣装や演出など幻想的かつキュートで見ていてテンションが上がった。
ほいむ

ほいむの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

オンライン試写にて。
なぜだか号泣してしまった。
ストーリー自体はあらすじ通りだし、なんとなく想像できる展開だったけど、アレックスの周りの人たちがみんなとても温かくて、とてもよかった。

はじめは笑って馬鹿にしたハウスメイトだって、冗談を言ったり茶化したりしながらも手助けをしてくれたり。みんなアレックスの真剣さに手を差し伸べて。本当にかなえたければなんでも挑戦できる!そんな気持ちになれる映画でした。
かよよ

かよよの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

美しさを求め、努力を惜しまず頑張る主人公。美しすぎました…!
女性ではないのに、心も顔も本当に美しくて、見ていて勇気を貰える作品でした☺️

いやぁ…
それにしても本当に美しくて、人とはこんなにも綺麗なものだったのかと。

良いものを見ました~!
これは劇場でも見たい✨
mihoppy24

mihoppy24の感想・評価

3.4
まず、主人公のアレックスがめちゃくちゃに綺麗。
美を追求するのに男も女も関係ないよね。

"他人に自分の価値は決めさせるな"、
その言葉を胸にステージに立ったアレックスが、最後は自分で自分に決着を付ける姿がカッコいい。

あと、音楽の使い方がお洒落だった。
michiyo

michiyoの感想・評価

-
女王陛下のアドバイスと最初の演説が真理では…。
テーマが『SomeFearks』に近い。マジョリティに迎合したいのも、したくてもできないのも、する気がないのも、どれも悪じゃないと思う。

ミスフランスになる人は多様なジェンダーに理解があるよというさりげない設定よきよき。
m

mの感想・評価

-
小さい頃に掲げた「ミスフランスになりたい」という夢への挑戦を決めた主人公。様々な困難を乗り越えながら夢を叶える舞台に立ち、なりたい自分を見つけたアレックスがとても美しかった。
toomilog

toomilogの感想・評価

3.9
作品全体としてテンポがよくてスラスラと楽しめる感じでした。
ミスコンの衣装や演出が軽快な音楽とともにきらびやかに描かれているし、キャストも美しくてキラキラしている作品です。
美しさに性別は関係ないことを描き、多くの人に勇気を与える作品。
自分に正直に生きることが本当の美しさかもしれない。
たくさんの人に見てほしい映画です。

【感想ブログ】https://toomilog.com/missfranceayapro
自分は何者なのか、自分はなんなのかを突き詰めていくテーマをうまくエンタメに落とし込んだ作品。自分が何なのかを決めるのは他人ではなく己。自分と言う冠を抱いて生きる事を是とする主人公に乾杯‼️他人が何を言おうと自分が自分である事に恥じる必要はない。

主人公を演じたアレクサンドル・ヴェテールの佇まいに痺れた。冒頭の頼りなさげな雰囲気から、悩み迷いまくって上でのラストに向かって自分自身を確信してステージに上がるシーンはテンション上がって興奮が止まらなかった。
baby

babyの感想・評価

3.8
昨日オンライン試写会にて。

自分自身のなりたい自分とは?
このシンプルで難しい悩みに
一生懸命突き進んでいく彼女の
姿が本当に素敵で印象的な映画。

ミスフランスになりたいという
夢を追いかける。
彼女の"女でいると強くなれる"の
言葉が深く、奥ゆかしさのある
強さでこっちにまで届いた。
今作は主人公を演じたアレクサンドル
自身もユニセックスモデルをお仕事に
している方みたい。
だからこそ、演じる彼女にも
何も違和感なく、素直に楽しめた
映画だった。

この映画は理解ある人達が沢山
出てくる。両親は彼女を応援していたし
同居人のみんなもそう。
でも、難しい現実はあって
それでもなお努力してその場に立つ。
その描き方が、この映画の全ての
魅力を語っている気がした。
人はみんな性別決められないほど
色んな要素があって成り立っている。
だから、自分が性別という枠を
決めたくなかったら決めなくていい。
そして、なりたい自分が見えているなら
そこを目指してなることだって自由。

勇気と努力の力をもらえた作品で
すごくいい気分になりました。
「MISS ミス・フランスになりたい!」の感想・評価を全て見る

くうさんが書いた他の作品のレビュー

零落(2023年製作の映画)

3.5

趣里さん、伊藤 蘭さんによく似ているって、今回初めて思った。

出だしは何かのPVのように見せたいシーンだけが細切れになっているように感じたけれど、話にグイグイ引き込まれて、ラストは鳥肌。

何かの頂
>>続きを読む

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.0

ソマリア内戦に巻き込まれた南北双方の外交官がモガディシュを脱出するために国の意地を捨てられるか…という事実ベースの物語。

脱出劇のための交渉あり、アクションあり、もちろん人情ありで見応えある。

>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.2

どこまで書いたらネタバレにならずに済むのかよく分からないけれど、ライダー1号と2号を知っている世代には懐かしい部分も多い。主題歌にはむせび泣く。

PG12なので子供向けではないと察するだろうけれど、
>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.3

彼に罪があるとすれば、やっちゃダメと言われていたのにサインしちゃったこと。そして、Winnyを「2ちゃんねる」で検証していたこと…。

事件の顛末も47氏も全く知らなかった。ネットツールと著作権の問題
>>続きを読む

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.1

日本映画専門チャンネルにて視聴。

社会問題にもなっている80-50問題の一つでもある。老々介護ではなく、老若介助。

世の中にはたくさん色んな人がいて、関わり関わってもらって生活が成り立つのよね。自
>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.9

映画馬鹿をステレオタイプに描くのではなく、才能の片鱗を見せつつ、「芸術が傷つけるもの」を淡々と語る。

派手さはないけれど、静かな感動。

スピルバーグ監督を作り上げた血筋、家族の物語。


それにし
>>続きを読む