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GOGO(ゴゴ)94歳の小学生の磨のレビュー・感想・評価

GOGO(ゴゴ)94歳の小学生(2020年製作の映画)
3.3
アフリカのケニアに住み、教育を受けずに育った94歳の助産婦の女性。現地語でおばあちゃんを意味する“ゴゴ”と呼ばれ、皆に親しまれているプリシラ・ステナイさんの姿を追ったドキュメンタリー。

ひ孫が学校に通っていないことを知り、自身も聖書などを読むために一緒に小学校に入学。目や耳がだんだん不自由になっても、60は離れているであろう担任に厳しい言葉を浴びせられても、めげずに“同級生”たちや古くからの友人や理解のある校長の励ましを受けて卒業を目指すー。悩みながらも直向きに学ぶ彼女の姿は心に響くものがあります。

通学バスからライオンやキリンが見れる日常は少し羨ましかった。毎日がサファリパーク。

ただ、全体的に素晴らしい作品なのだけど、冒頭のシーンの台詞回しなどが明らかにドキュメンタリーぽくなくただのドラマだった。ラスト付近でも同様のシーンがあり、最後まで作り物感が拭えなかった…(笑)


読み書きができない大人は世界で7億人以上いるという。日本でもつい100年ほど前までの識字率は100%ではなかったそうです(約100年前が舞台の「大コメ騒動」にも字の読めない女性が多数登場)
当たり前だと思っているけど、教育は本当に重要だと思う。…要するに、勉強なんか必要ないと声高に叫び、隙あらばサボっていたあの頃の自分を殴ってやりたいという事だけど(笑)
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