このレビューはネタバレを含みます
独身女性、中絶、産後うつ、パートナーとの関係、人には言いづらかったり分かってもらえないと思ってしまう色んな立場の人の悩みが盛りだくさんなのに、こんなに美化せず"これが現実だ！"と突きつけてくる映画には初めて出会ったし、その中で「異なる意見も尊重すべき」と言い切るマヤがめっちゃかっこいい！
クスッとなるシーンが多くて面白かったのに(特に初めてのハリーポッターのくだりが好き)、辛さなのか温かさなのか自分でも分からない大きな感動が心にぐさっと突き刺さって何とも言えない不思議な感情を引きずっている。
よく聞く出産後の男女間でのすれ違いとか、レズビアンカップルなら大丈夫だと疑いもせず思っていたけど、結局産むのは1人だから全然そんなことなくて、無意識の偏見があることに気付いて反省。
34歳と26歳という世代差も絶妙で、感情を大事にするミレニアル世代とは分かり合えないと思っていたブリジットが、自分と向き合うことでジェイスにも向き合えるようになる姿からの、ブリジットとフランシスが友達のようになる流れも最高！
