めーーーっちゃ惜しい。
『燃えよ剣』→『PITY』→『クライモリ』ときた
本日ラストなので他と比べるとモノ足りない……。
ミラーリングの制作ロゴから逆転した空、
ガラスの反射に鏡、鏡、鏡。
白人主義:黒人差別、富裕層:貧困層の
メタファー?なのか
ともかく鏡をこれでもかと挿入してくる演出。
正直、ワクワクしました素敵です。
主人公のメゾネットな自宅、ギャラリー、
俯瞰の一室を外から撮るミニチュア的な批評家の最期……めちゃくちゃアリ・アスターチックですやん。
確実に意識されてますやん。
こういうの、好きなんですよ~私。
ただね、どうしてもストーリーが……。
こんなに面白くなりそうな素材で
どうしてこんな陳腐なありきたりの味にしてしまったのか……。
謎解きの要素が既視感のある展開ばかり。
いや、そこはキライじゃないんですけどね。
やはりジョーダン・ピールはどうしても
主義やテーマが強過ぎて本編の作り込みに悪影響を
出してる気がしますね。
ラストなんてもう『ブライトバーン』ですやん。
それでも一番の見所、
エンドロールと、ところどころ挿入される
シンプルに物騒で不穏な切り絵劇(影絵)は
少年時代のEテレみがあり、とても感性に刺さりました。イイですね。
期待してるぞ『THE MARVELS』。
まとめると、やはり今年のトレンドは
「皮膚、剥いちゃう??」で決まりってことですね
おやすみなさい。ぐーすかぴー。