それいけ！ハングドマン！の映画
「ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから、鏡の世界なんてありませんよ！」の花京院と、「アンパンマン！新しい顔よ！それー！」のバタコさん夢のコラボ(嘘)
鏡の前でその名を5回唱えると殺されるという都市伝説 キャンディマンをジョーダンピール節でお届け。これ『ヘヴィドライブ』の監督さんだったのか。日本での広告がダメだったけど、中身はなかなか良作だった記憶。
表裏逆転のオープニング、上下逆のカメラアングル、鏡要素をふんだんに盛り込んだホラー作品になっています。キャンディマンの正体✕社会問題を乗っけるあたりは、『ゲットアウト』『アス』の、ジョーダンピールやなぁ〜って感じかと。ただ、いつもより“思想”強め。
ボーナスコンテンツ見て、「アメリカで黒人差別が無くならないわけだわ」と思ってましまった。ちょっと攻撃的すぎないか？これ見た白人は、黒人と仲良くしようと思わないだろうし、怖いから過剰な迫害をするだろうし、関わりたくないと思って見てみないふりをするだろうなぁ。。。っでますます負の連鎖に沈むっと。
勿論、ネット上の安全圏から言い散らかすのとは違う、死もありえるガチなレイシズムだったり、凄惨な過去の経緯もあるんでしょうけど。。。
極東島国の平たい顔族からすると、黒も白も区別なく、どっちもアメリカ人なんすけど？いつまでThug Life("The Hate U Give Little Infants F**s Everybody" 子どもに植えつけた憎しみが社会に牙をむく)やってんだか。。。毎回、この手の“思想”作品はこう思っちゃうし、映画『ヘイトユーギブ』の評価が相対して上がっちゃうわ。
あ、書き忘れてた
回想を影絵にして寓話的にする演出は好き。
(キャンディマンの真の正体を表現するにあたってとても善き。エンドロール中にも流れますが見入ってしまったです)
