イベリー子豚

私のプリンス・エドワードのイベリー子豚のレビュー・感想・評価

私のプリンス・エドワード(2019年製作の映画)
3.7
「会話劇の面白さ」と
「予想外の裏切り」に極フリしていたら
『愛がなんだ』になっていたかもしれない
「ファッション雑居ビル」が舞台の
「NHK海外共同制作SPドラマ」チックな
『プリンスに捧ぐ(必要あるか迷ってる)薬指』。




うーん、難しいところだなぁ。


「戸籍(婚姻歴)売買闇バイト」や
「持ち家至上主義」、「息子過保護ママ」を
自分(日本人)に置き換えて鑑賞するには
もう少し、オンリーワンな後押しが欲しいかな。


ストーリーは、ほぼ予定調和。


メインとなる日常会話、
オマケのお仕事シーン(ブライダル関連)も
パンチラインとユニークが物足りない。


もっと
「街」(雑居ビルと自宅)と
「ケンカ」(ハイライト)に「エンタメ」が
詰まってないと……。



というか
登場人物に魅力がないのが致命的。


「全員がちょっとずつ不満を抱え
言いたいことを我慢しながらも
結局のところ、エゴ押し付け・無配慮・合戦」


これじゃ
共感はすれど、応援も没入も出来ません。


香港グルメも見る影なし、だし。


せっかく
題材はユニークなのに
演出に工夫や個性を感じられず
イベ子としは、とても残念でした。



「ゼクシィ」さんも困惑するでしょうね。