Matthew

護られなかった者たちへのMatthewのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.3
震災と生活保護のお話

ブラジル到着しました。田舎だし、ここから3ヶ月ホテル暮らしなので、映画観るくらいしかやることなくなりそう…

アマプラでダウンロードしていた本作を視聴。正直、内容に一貫性がないのと、ミステリー要素が蛇足でうーーむ、と言った所。設定自体は震災の絶望、復興、そして生活保護と興味深い内容だったのに、キャラがブレすぎているのと、ミステリーのオチが薄すぎる上に、内容に無理があるので、これなら最初からミステリー無しで行けばよかったのでは… しかも殺害された人たちも、議員さんも誰も悪くないから犯人に同情できない。特に議員さんなんて誰よりも人徳あったので、余計に悲しいです。好きであのような対応をとっているわけないし、誰しも必死に目の前の責務を果たしているから当たり前なんですよね。正直あの三人の落ち度はないと思うので、気持ちはわかるけど、犯人に全く同情できませんでした。正直生活保護の不正受給がある以上、性悪説で臨むべきだし、規律規則は絶対であるべき。

阿部寛は当たり前だとして、佐藤健と清原果耶、あと千原せいじの演技が見事でした。特に千原せいじのヘイトを一手に担う演技は見事。後は林遣都のちょっと生意気キャラ、毎回ハマりすぎてて凄い。
Matthew

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