原作未読。結構前から気になってた作品。
北海道の山奥にあるラブホテルを舞台に、様々な事情を抱えた客たちが織りなす群像劇が描かれた本作。
ラブホテルが舞台にはなっているけど、特に性的な描写が多いわけではなく、やってくる客が抱えるそれぞれの問題であったり、その経営者の娘である波瑠演じる主人公の心の葛藤などが描かれていて、作品の雰囲気も含めて個人的には好きだった。
でも、いまいち伝わりづらい部分がいくつかあって、桜木紫乃さんの原作小説を読んだ方が余計作品や登場人物の心情(細かな機微)について理解出来るんだろうなと思った。原作も読みたいと思う。
眼鏡姿のいかにも地味目な波瑠ちゃんを見れたのが個人的には一番よかったかな。
あと、松山ケンイチが大人のおもちゃをばら撒いて押し寄せる報道陣をドン引きさせて追い払うシーンが凄く好きだった。
エンドロール(主題歌)の入り方がお洒落だった。