そういえば最近みた『トランスフォーマー／ビースト覚醒』という映画、ストーリーにはほぼ乗れなかったんですけど、トランスフォーマーシリーズはストーリーを楽しむ映画ではないだろう、と個人的には思っているのでものすごく楽しめました。
ガジェットだらけ、ケレン味だらけ、映画のセリフからの引用だらけで、本当に最高でした。星を食べちゃう巨大な機械のお化けが出てきた時点で最高の映画だなと確信することができました。ミラージュとノアが合体して仮面ライダーみたいになるシーンで、俺は拍手をしてしまいました。
そして、ミラージュの部品で変身したノアとバンブルビーが共闘しながら「Say Hello to my little friend!」と叫びますよね。これはブライアン・デ・パルマ監督の『スカーフェイス』という映画に出てくるトニー・モンタナの最期のセリフだと思うんですけど、こういう引用が随所にあって、実は映画史へのレファレンスも豊富な映画だなと思いました。「I have come here to kickass」も『ゼイリブ』からの引用です。
そしてなにより、使われているヒップホップがめちゃくちゃよかったです。ノアとミラージュが車から降りてくるときやエンディングには、The Notorious B.I.G.のHypnotizeが流れますよね。それから、LL COOL JのMama said knock you outっていう曲もとても好きなので、映画で使われるとめっちゃテンションあがります。
ストーリーはあってないようなものなんですけど、ストーリーに期待して観にいく映画じゃないと思うので、満点だと思いました。ずっとニコニコしていました。
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