とみやま

ジョン・ウィック:コンセクエンスのとみやまのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「なんか見たいけど、そこまでしっかり見たいわけじゃない」、そういうとき、結局ネトフリで見ちゃうのがジョン・ウィック(ジョンが強すぎてドキドキしないし、アクションの手数が多過ぎて笑える)。そういうわけで、前作から時間は経っているものの、あまり久しぶりな感じはしない。前回見たのは、芝居の打ち上げが終わった終電後のレイトショーだったので、映画館で会うのは久々、みたいな気分。基本ニコニコ状態で見ていた。

基本的にはジョンウィックの耐久レースなので、ずーっとジョンを狙う殺し屋と戦闘を続ける様な感じ。この感じが「2」からずっと続いているのは否めないけど、やっぱり面白かった。そりゃ、あんな短距離で当たらないわけなくね?だとか、それにしてもその防弾仕様のスーツあまりにも硬過ぎね?(普通のスーツにしか見えないのに、首から下は貫通しない)とか思わなくもないんですけど、「細かいことは気にすんな!」スタイルで突き通してくれるので、笑いながら見ていられる。
それと、防弾スーツの攻略でジョンを襲う殺し屋が、ジョン攻略のため「撃たれると爆発する弾」を手弁当で開発したのに、一発も当たらないどころか、ジョンに良いように使われちゃうとこも笑った。涙なしには見られない場面ではある。
終盤の階段で、敵が倒れてスロープを滑る様に落ちていく場面は「おっ、楽しいっすね!」くらいに見ていたけど、ジョンが一番上から落ちた時は「そのためのスロープと階段だったのか!!」と驚いた。

あと、冒頭は大阪コンチネンタルのシーンから始まった。映画の中盤あたりで、「あれ?冒頭の大阪のシーン、いらなかったんじゃね?」とか思わなくもないけど、真田広之さんがとても良かったし、門番をしているお相撲さんもビビるくらい大きくて強そうだった。張り手されたら100mくらい飛んでいきそうな大きさだ。

ワンちゃんが活躍するアクションシーンは総じて好き。キアヌが数えきれない殺し屋に襲われて返り討ちにするという、なかなか血生臭いシリーズであるにもかかわらず、本シリーズの一貫する姿勢が「犬の恩(仇)は忘れないぜ」ということなので、今回の活躍ぶりや、劇中のある選択には「信頼できるわぁー…」と思わざるを得ない。
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