Ayax

ジョン・ウィック:コンセクエンスのAyaxのレビュー・感想・評価

3.8
過去作一応全部観ていて、予習復習なしで鑑賞。2、3は正直あまり覚えてなくて、1は面白かったと記憶してるけど、1と同じかそれ以上に面白かったかな。
組手(生身の体のぶつかり合い)、銃、刀、弓、車、馬、犬、階段。思いつくアクション全部盛りという感じ。
階段落ちがすごかったんだけど、さすがにこれは本人やってないと思う。222段。日本の作品で言うと「蒲田行進曲」より「THE SHOCK」(堂本光一のミュージカル)より盛大な転げ落ちっぷり。
キャストは夢の共演。キアヌ・リーブス、ドニー・イェン、真田広之。キアヌ・リーブスのアクションは確かに銃も馬も車もできてすごいんだけど、やっぱり私の目に一際輝いて映るのはドニー・イェン。スピードとキレが他の人と全然違う。他の人がダメというのではなく種目が違う感じ。「ローグ・ワン」のチアルートとイップ・マンが合体した盲目最強キャラ。リナ・サワヤマさんのスタントダブルが「ベイビーわるきゅーれ」の伊澤彩織さんというのも何だかうれしい。
銃の扱いに関しては(全く詳しくないけど)、バンバンって撃って、敵がうわーって倒れて終わりではなく、必ずトドメの1、2発入れるところが本物(の殺し屋)っぽくて良い。
カメラワークの注目ポイントは、天井から俯瞰する誰目線?なシークエンス。「マリグナント」を思い出した。
そして、素敵な旅行(観光)映画。特にパリ。ルーブル美術館、エッフェル塔、オペラ座、ベルサイユ宮殿、サクレ・クール寺院、フォンダシオン ルイ・ヴィトン。私たちが見たいゴージャスで美しいパリを見事に切り取ってくれている。序盤の舞台は大阪で、大阪コンチネンタルのロケ地が国立新美術館なのもほおおってなった。ロビーとか内部も一部国立新美術館なのではないかと思ったけど、それはベルリンらしい。
今作も犬がかわいい。賢い。犬は無事。あるシーンで笑ってしまった。
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