SSDD

ジョン・ウィック:コンセクエンスのSSDDのレビュー・感想・評価

4.0
◼︎概要
病気の妻のためにリタイアした伝説の殺し屋は、妻が死期を悟り贈った子犬を殺され、自身の唯一の趣味の車をロシアンマフィアに盗まれたことから裏社会に戻り復讐を始める…組織は強大で掟を破ったことから世界中の殺し屋から狙われ続け、組織の上層部の殺害を目論むのだが…。

◼︎感想(ネタバレなし)
上映時間の長さがネックになっていたが、ずっと劇場で観てきた本作の最後を観にいかないわけにも行かず、遂に鑑賞。
気合い入れて水分を抜き、終わった後はニコチンの中毒症状と空腹に襲われましたが確かな満足。

確かに不要と思われるシーンも多かったし、2時間にまとめられなかった理由がいまいちわからないが、新規キャラクター達や大阪コンチネンタルなど充分に魅力的なキャラクターが揃ってました。

また三人称のゲームのような視点で屋内での銃撃シーンなども目新しいものが追加されていたり、新たな武装がチラホラ現れたりとアクションだらけの中飽きさせない仕掛けが多かった。

新キャストも素晴らしかったし、ドニーイェン、真田裕之共に素晴らしい名優ですね。
いやぁ疲労度はすごいですが観に行って良かったです。
キアヌはシリーズ毎に肉体的にキツく、完全にキャラクターを抹殺して欲しいと監督に毎回懇願していたと明かされていますが、まぁ無理もないです。

年齢的にも色々と限界ですね。
本当にお疲れ様でしたと言いたい。







◼︎感想(ネタバレあり)
・キアヌアクションの不安
正直チャプター3は終盤、タイのアクションスター達に対してキアヌのキレが悪くなったのに不安がありましたが、演出も込みで前作ほどのもたつきは感じなかった。ウィックの勢力も多少いることで、インターバルを多少できたのかなというのも大きいのかもしれませんね。

・とんでもジャパン
相変わらずネオンだらけのイメージの日本と、相撲用心棒に、ヤグザの弓道となかなかとんでもない日本のイメージ。何故か日本語と英語行き来する会話も謎だし、相変わらず面白ジャパンですね。

・落とし前
最後まで首席を殺し続けるのかと思ったら、謎のルールでの決闘という落とし前。なかなか思ってもいない展開に驚きましたが、結局ジョンが死ぬ最後は予想してたものの衝撃でした。
ラストシーンで復讐の連鎖が止まらないという皮肉な終わり方は好きでした。
主人公を変えてスピンオフはドラマでやってますが、今後映画も出るのかなとなんとなしに不安になる最後でしたが、シリーズ通して楽しめました。
1が史上でしたが、それぞれのシリーズでいいシーンも多かったです。犬好きとしては、ウチの子が殺されたらやっぱり組織壊滅させにいきたいですね。
SSDD

SSDD