ひさびさにクリエイティブのかたまりみたいな映画を見た。スパイク・リーは、黒人版「地獄の黙示録」「プライベートライアン」を作ろうとしていたのではないか。そこに昨今のブラック・ライブズ・マターも絡めようとしたと。
ベトナム戦争時の戦友が集い、かつて置き去りにした仲間と、土中に埋めた金塊を回収しにいく話。5人の精神的な支柱で、ベトナムで死んだ役柄のチャドウィック・ボーズマンはカリスマ性があるね。
荒削りだがこれはとんでもない傑作の誕生か、と興奮した(ジャングルクルーズのあたりまで)。途中からテーマの壮大さと、映画のスケール感が合ってきてないような気がした。しかし非常な意欲作であることは間違いない。