グァダニーノの初監督作。MUBI鑑賞。
尖っていてチャレンジング。こねくり回しまくった結果面白くはない。裸で踊っていた女性が美人だったということしか記憶に残らなそう…

Mozart
《Konzert für Klavier und Orchester Nr.18 B-Dur K.456》

The Protagonists 1999年作品
5.5/10
ルカ・グァダニーノ監督脚本
ティルダ・スウィントン　ファブリツィア・サッキ
アンドリュー・ティアナン　クラウディオ・ジョエ
ミッチェル・フンツィカー
ティルダ・スウィントンらがロンドンでおきた殺人事件のドキュメンタリーを
作る。
1994年に19歳のジェイミー・ペトロリーニとリチャード・エルシー
によってエジプト人シェフのモハメド・エル・サイードが殺害された事件が
題材で、ペトロリーニはSAS(イギリス陸軍特殊空挺部隊)の隊員と
自分は思い込んでいて、精神的に支配しているエルシーと一緒に
何の罪もないサイードを殺したというもの。
ルカ・グアダニーノ監督の監督デビュー作で、ドキュメンタリーの撮影風景
というのが映画作品の未完成さのエクスキューズになっている。
悪夢のシーンとかはデビッド・リンチ的だったり。カメラワークが自由だったり、
エロティックな舞台はレンタルビデオ時代の洋物のMTV風のポルノを
観ているような感覚で、後のグァダニーノの作風と直結してはいる。
作品として面白いわけではなく、資料的価値しかない。

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