ピッツア橋本

#生きているのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

#生きている(2020年製作の映画)
4.1
"極力立ち向かわないゾンビ映画"

突如起きた謎のウイルスによって街中がゾンビ化。自宅に残された主人公は外に出る勇気を出せぬまま、戦わずして待機しながら生き残る事を試みるゾンビスリラー。

〜オブザデッド系みたく、派手にゾンビと交戦という展開は抑えつつ、不測の事態に対して今時ならどう耐え忍ぶか、にポイントを置いた作品。

中盤に差し掛かるところで女の子の味方が出てくる辺りから、面白味が増してくる。
グロ、スラッシャーはほぼ無し。代わりにゾンビの移動速度はかなり早め。

1番の見所は女の子vs消防隊ゾンビだったかな。

全体的にテンポ良くて卒なく楽しめた。
ネタバレスレスレで加点要素を挙げると、大抵のゾンビ映画はゾンビの繁殖力に世界は完全に飲み込まれる設定になりがちだけど、
本作はそこに意を唱えている。
ジョージAロメロがまずやらないラストで締めてるところが何かほっこりした。

ホラーが苦手な人でも見易いゾンビ映画だと思います。
ピッツア橋本

ピッツア橋本