考えさせられる映画。
時代は変わる。
変化に対応できないものは滅ぶ。
ただ変わらないものもある。
それは何か?
そんなことを鑑賞しなから考えていました。
話はあるヤクザの組の過去、現在を描きます。かつての勢いはなくなり、締め付けが厳しくなるヤクザの世界。
そんな時代の変化を知らず空白の時を経て戻ってきた主人公。戻りたくても、ヤクザの自分にはもはや居場所はなく、逆に自分の存在が人を不幸にしてしまう、、暴力団をどうこういうつもりはありませんが、やるせない気持ちになりました。
しかし、俳優さんの演技が素晴らしい!
舘ひろしの威圧感と、最期の引き際。
綾野剛の孤独感と不器用さ。
とにかく引き込まれました。
自分は正直ヤクザ映画は乱暴なシーンが苦手なため、あまり見ないのですが、この映画は最後まで(乱暴なシーンあるものの)見てしまいました。
んん、深い映画です。
タイトル「The Family」納得です。